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2014/05/21

小津映画を彷彿とさせるAgfaゾリナー50ミリ

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カメラ FUJIFILM X-Pro1 レンズ AGFA COLAR-SOLINAR 1:2.8/50mm 製造番号138471

Agfa SOLINAR(ゾリナー)を入手したかった理由は2つあります。その1は、小津安二郎監督が1958年『彼岸花』から1962年の遺作『秋刀魚の味』までの、晩年のカラー作品6作の撮影フイルムに、アグファカラーを採用し、少し、乾いた中に鮮烈な発色が、これらの映画を見るたびに、目に焼き付いているからなのです。
 もう1つは、Agfaは1968年頃に日本では、廉価版のフィルムとして入手できました。ただし、ASA感度が64ととても低かったのですが、赤が鮮烈だったのを覚えています。
そのAgfaが発売していたレンズを入手すれば、もしかすると、小津映画を少しだけでも再現できるのではないか? と妄想をいだいてしまったのです。

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写真上は、目黒区駒場野公園付近の歩道です。親父・笠智衆が、娘夫婦・岡田茉莉子、佐田啓二が、さらに、嫁いでいく長女、岩下志麻と連れ合って散策する姿を彷彿とさせるといったらいいすぎでしょうか? 緑の懐かしき色合いがとても、2014年の撮影とは思えません。
f5.6 1/300秒 ISO800

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もう2枚は、線路脇でみつけた、クレマチスの赤花と、コンクリートブロックからこぼれた、オオマツヨイグサの花です。いい色がでていると思います。
f5.6 クレマチスの花:1/27秒 オオマツヨイグサの花:f5.6 1/125秒 ISO400


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もう1枚は、下北沢の小田急線の駅ビル建設現場と小道具店の店頭です。ヨーロッパトーンのような、まさにいい感じだとぼくは思っているのですが。
ISO800  工事現場:f5.6 1/2400秒 小道具店:f5.6 1/40秒


Agfaは、Ambi Silette(アンビ・ジレッテ)というカメラを1957年から1961年にかけてヨーロッパで発売していました。フイルムを販売するために、作られたカメラで、富士フイルムが、カメラを出していたのと同じ感じです。
このカメラには、バヨネット式の着脱可能なレンズが用意されていました。それが、SOLINAR 50mm f2.8です。ぼくは、このレンズを、イタリアでみたので、長いこと、ずっとイタリアのカメラだとばかり勘違いしていたのですが、ヨーロッパで販売されたドイツのメーカーでした。
下記、緑色のURLをクリックすると、Ambi Siletteの紹介ページに飛ぶことが出来ます。とてもかわいいカメラです。

Agfa Ambi Silette
http://www.cameraquest.com/agfambi.htm

FUJIFILM X-Pro1にLEICA M Xマウント変換アダプターを介して撮影しました。ゾリナー50㎜は、35㎜相当で、1.5倍の75㎜になりました。
また、改造レンズに、距離計連動機能は組み込まれていません。それでも使えるところが、ミラーレスカメラの大きなメリットです。しかし、ミラーレスカメラのファインダーを通して、確認することはできるのですが、このレンズの難点といえば、ピントが、今のレンズとは違って、すこしだけ、ピントが甘いということです。ですから、ファインダー上でピントがきっちりとはあわないということがよくあります。

(ぼくは、このレンズを、2014年5月4日にオールドレンズ専門店プリコラージュ工房Noctoで、23,000円と格安で入手) 

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