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2014/05/25

66年前のNikon広角レンズ その2

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カメラFUJIFILM X-T1 絞り22  1/4秒 ISO2500
写真をクリックすると拡大して見ることができます。

ふたたび、Nikonの広角レンズ35㎜F3,5の続きです。
 Nikonは、奥が深くて調べるほどに興味深いです。今装着しているのは、NikonのSマウントではなく、当時、LEICAカメラに装着する、LEICAマウント(通称Lマウント)が同時に発売されていました。NikonのSマウントが、1万本だったのに対してLマウントは、7千本製造されていた様子です。1948年頃に、まだ敗戦間もない、1948年頃に日本からの有力な高額な輸出品であり、当時世界的に普及していたLEICAマウントにも装着できるようにしたのだと推測できます。

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カメラ LEICA M9 レンズ Nippon Kogaku 35mm f35 絞り3.5 1/45秒 ISO160

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カメラ LEICA M9 レンズ Nippon Kogaku 35mm f35 絞り3.5 1/12秒 ISO160

 写真は、モネに出てくるノルマンディーのジベルニー庭園のようですが、実は、東京のど真ん中、北の丸公園内にある池を夕方18時過ぎに撮影してみました。ここは、ウィークデイには、人けがまるでなくて、自然を独占することができ、あたりはとても静かです。夕日を受けて、池の周囲の森がしっとりと、光輝いています。
 
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カメラ LEICA M9 レンズ Nippon Kogaku 35mm f35 絞り11  1/750秒 ISO160

大きなケヤキの一本木に向かって、環境省の手でよく手入れされた街路樹と道路が続いています。たしかに、空とのコントラストが強いために、手前の街路樹はややアンダー気味なのですが、それを補ってあまりあるような、ずいぶんと絵画的な色濃い表現がされています。ぼくは、この表情は、なかなか今のレンズでは、実現できない絵作りだと思えるのです。

さらに、千鳥ヶ淵緑道を散歩したとき撮影したのが、次の1枚です。斜めから降り注ぐ夕日をうけて、松がひかっているように見えます。

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カメラ LEICA M9 レンズ Nippon Kogaku W-NIKKOR・C 35mm f3.5 絞り 3.5 1/60秒 ISO160

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カメラ FUJIFILM X-T1 絞り22 1/3秒 ISO3200

レンズ:W-NIKKOR・C 35mm f3.5
1948(昭和23)年発売 1960年まで発売 LEICAマウント 最短撮影距離90㎝ 最小絞り22 発売価格19,500円(現在の換算 約178,605円)2014年2月5日ヤフオク大阪で50,100円で購入
L・M変換アダプター RAYQUAL L-M DIGITAL 8,540円でヨドバシカメラで購入
レンズフード 「YAMA」レンズフィルター径40.5㎜  ヤフオクで7,000円で購入
参考資料『レンジファインダー ニコンのすべて』久野幹雄著 朝日ソノラマ1990年刊行、『めざすはライカ!〜ある技術者がたどる日本カメラの奇跡』草思社 2003年刊
Nikonはこれからも、ぼくの研究対象の1つとなることを確信いたしました。


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